両隣を真面目×不良な双子にはさまれた私は運命をうらんでます!

突然のキス


 夕焼けに染まる放課後の教室。

 初めて話す彼は、思ってたよりも怖い印象はなく。


「よかった……会えた」


 どうして……? しゃべるの初めてだよね。


 困惑する私をよそに、彼は近づいてきて……唇を奪ってきた。

 心臓が飛び跳ねる。


「俺のものになって」


 気だるげな瞳、甘い匂い、伝わる体温、全てが夢のような感覚で……。


 ねえ、あれはいったいなんだったの……。


 気になって眠れないよ。
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