星屑のプロミス-君と紡ぐ、青春の1ページ-

天文部への誘い

美月と拓海は図書館での一件から自然と会話が増え、

放課後の時間もしばしば一緒に過ごすようになった。

ある日、

放課後、

二人は教室の窓から見える

美しい夕焼けを眺めながら話していた。


「拓海くん、

実は私たちの学校には天文部があるんですよ。

星が好きなら、

ぜひ見に来てほしいです!」


美月が提案すると、

拓海は興味深そうに首を傾げた。


「天文部、

ですか? 

いいですね、

行ってみたいです。」



次の日、

美月は拓海を天文部の活動が行われている

部室へと連れて行った。

部室には大きな望遠鏡があり、

部員たちはそれを使って空を観測していた。

部長の田中さんが二人を迎え、


「新しい顔ね!

星を見るのが好きなら、

ここは天国だよ。」


と笑顔で話した。



部活動では、

その日が特に明るい木星を観測する計画があった。

田中さんは望遠鏡の使い方を丁寧に説明し、

拓海も実際に望遠鏡を覗いてみる。

木星の姿を初めて望遠鏡で見た拓海は、

その壮大な光景に感動し、

「こんなにはっきりと見えるんですね、
すごいです!」


と感激していた。



美月は拓海の反応を見て内心喜んだ。

彼が天文部の活動に興味を持ってくれたことで、

これからも一緒に多くの時間を過ごせると思うと、

心が弾んだ。

部活の後、

田中さんは拓海に部員としての正式な参加を勧め、


「星について、

もっと学びたいと思ったら、

いつでもウェルカムだよ。」


と伝えた。



放課後、

美月と拓海は学校の裏門から帰る道を歩きながら、


「天文部、

楽しかったですね。

入部してみようかな」


と拓海が言うと、

美月は


「そう言ってくれると嬉しいです!」


と快く答えた。

二人はこれからも星を通じて

さらに多くの思い出を作っていくことになるのだった。
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