隣人同士の恋事情
何言ってんの!?この高校生は!
「意味、分からないんだけど?」
なるべく顔の笑顔をキープしたまま、蓮に聞き返す。
「晩飯。俺、腹すいてんだよね」
答えになってないっちゅーの(怒)
「あたしが作る義理はないわ。どうもありがとう!」
そう言って無理矢理蓮から荷物を奪い取る。すぐさま部屋の鍵を開け中に入り、扉を閉めようとした瞬間…-
ガタンッ
扉は強く、確実に閉めたはずなのに、少しの隙間が出来でおり、そこから光が差し込む。
そして聞こえた「痛っ…」と言う苦しそうな声。
まさか…-
ドアの下部に目線をやると……。
ありましたとも。蓮の足。