隣人同士の恋事情
残されたあたし達の間には、沈黙の2文字……。
ど、どうしよう…?
「あっ、あのさ!れ…キャッ!?」
蓮に声をかけると同時に
抱きしめられたあたしの体。
ぎゅうぅ…っと強く。
息が出来ないほどに……。
「れ……蓮?苦しいよ」
「……じぇねーの……」
「えっ?な「バッカじゃねーの!」
「なに?」
そう聞こうと思った言葉は、蓮の言葉によってかき消されてしまった。
「なっ…!?馬鹿ってなによ!」
「馬鹿だから馬鹿って言ってんだよ!」