隣人同士の恋事情


残されたあたし達の間には、沈黙の2文字……。





ど、どうしよう…?









「あっ、あのさ!れ…キャッ!?」





蓮に声をかけると同時に
抱きしめられたあたしの体。





ぎゅうぅ…っと強く。
息が出来ないほどに……。






「れ……蓮?苦しいよ」





「……じぇねーの……」





「えっ?な「バッカじゃねーの!」






「なに?」
そう聞こうと思った言葉は、蓮の言葉によってかき消されてしまった。




「なっ…!?馬鹿ってなによ!」





「馬鹿だから馬鹿って言ってんだよ!」










< 53 / 65 >

この作品をシェア

pagetop