隣人同士の恋事情
「何であたしが馬鹿なのよ!」
「馬鹿の他に何がある?」
「何…よ、それ」
そう呟くと、そっと離したあたしの体。
「俺が……那美以外、好きになるわけないだろう?」
蓮は、まっすぐあたしの目を見て言った。
決して逸らすことはなく、
それが本当だと訴えていた。
「だって……あたし、蓮より4つも年上だし……」
「年なんて関係ねーよ。好きなもんは…好きなんだから」
「蓮……」
「那美は、どうなの?」
「えっ……?」