隣人同士の恋事情
ジュゥ!――
フライパンに肉を入れ、軽く炒める。
チラッ…と
隣にいる蓮を盗み見……。
蓮は一生懸命
野菜を切っていた。
そんな姿が、すごく愛しい。
「蓮?これからもずっと、一緒だよね?」
「ん?ハハッ、当たり前だろ!」
蓮……。
ずっと、ずーっと
あたしの隣にいて下さい。
「蓮…好き……」
「……俺も」
そっと蓮の顔が近づき、
あたしはそれを受け入れた。
深く、甘い、時間が始まる…-
フライパンから肉の焦げた匂いがするまで、あたしは甘い痺れに酔い浸っていた…-
-end-