旦那さま、お会いできて光栄です~12年間放置された妻ですが、絶対に離縁はいたしません!
だけどメーラは気がついたようだ。父王がオレリアに渡したドレスは、オレリアの母親が着たもの。
もちろん、今のオレリアにサイズが合うわけがない。メーラがせっせと直してくれたから、なんとか着られるようになった。
そしてオレリアの結婚式には、トラゴス国側の人間は誰も出席しない。
この結婚が何を意味するのか、そこにいる者は悟るだろう。
「オレリア様、お顔にしわができておりますよ?」
荷物の片づけを終えたメーラが、いつの間にか戻ってきていた。そして、オレリアにお茶を淹れる。
「この茶葉もこの茶葉も……一級品ばかりですよ……。思っていたよりも、ハバリー国はすごいのかもしれませんね」
メーラが何を思ってそう言ったのか、オレリアにはさっぱりわからない。
ただ、メーラが淹れてくれた紅茶が渋くなく、ミルクを入れなくても飲めた。
もちろん、今のオレリアにサイズが合うわけがない。メーラがせっせと直してくれたから、なんとか着られるようになった。
そしてオレリアの結婚式には、トラゴス国側の人間は誰も出席しない。
この結婚が何を意味するのか、そこにいる者は悟るだろう。
「オレリア様、お顔にしわができておりますよ?」
荷物の片づけを終えたメーラが、いつの間にか戻ってきていた。そして、オレリアにお茶を淹れる。
「この茶葉もこの茶葉も……一級品ばかりですよ……。思っていたよりも、ハバリー国はすごいのかもしれませんね」
メーラが何を思ってそう言ったのか、オレリアにはさっぱりわからない。
ただ、メーラが淹れてくれた紅茶が渋くなく、ミルクを入れなくても飲めた。