【完結】無愛想刑事に恋したら溺愛されました（仮）
■第四章

これが運命というものなのか〜秋文目線〜

【何度も会う女〜秋文目線〜】



　俺が初めて澪奈と出会ったのは、とある大雨の日だった。　澪奈との出会いは、偶然なのか、はたまた必然なのか。
　それは今でも、よく分からない。

　それは澪奈がある死体を目撃して警察に通報したことから、始まった。
　通報を受けて現場へ現着した俺たちは、第一発見者である澪奈に、話を聞くことになった。　　
　それが、俺たちの始まりだった。

　澪奈は初めて死体を目撃したのか、顔を真っ青にして怯えていた。　まあ確かに、あれは怯えても無理はなかった。
　なんせ、被害者の胸にはナイフが刺さっていて、そこから大量出血をして亡くなっていたからだ。
　俺は澪奈のことを疑いいくつか質問をしたが、澪奈が犯人でないことは明確だったため、その疑問はすぐに解けた。

　捜査を進めていくうち、現場から怪しい車が走り去るのが防犯カメラに映っていたため、澪奈にすぐに確認した。
　澪奈は見たような気がすると言っていたが、車のナンバーや相手の顔までは見ていないようだった。　　　
　しかし澪奈のおかけで、その車が犯人が乗っていた車だということが分かった。

　すぐに俺たちは、車のナンバーから車の所有者を割り出した。　しかし所有者の話では、車が盗難に遭ったものだと聞かされた。
　だが澪奈の協力と必死の捜査のおかげで、俺たちを犯人を無事に逮捕した。
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