恋の障壁は0.1㌧!〜痩せたら大好きな彼に復讐しようと思ってました、だがしかし〜

8.

 はじめの週は二日。
 次からは三日、三週目からは四日。
 一ヶ月を超える頃には、別のバイトや就活のかたわら、授業が終わると、いそいそと『出社』していた。
 
 二ヶ月目からは普通に週五。
 
 三人とも卒業に必要な単位はとってあったけれど、森君は研究室に詰めっぱなし。
 私も深山君も、仕事に必要そうな授業をとりまくっていたのでスケジュールはパンパンだった。
 
 オフィスに行っても、誰もいない日もあった。

 けれど、頻繁に二人から連絡が入っては、
『あのデータを探して欲しい』
『某社向けのプレゼン資料を作って欲しい』
 と頼まれたから、一人でもやることがたくさんあった。
 
 休みの日はなんだかんだ深山君と二人、あるいは森君も加わって工場見学とか。
 もしくはレプリカのウエアを身につけて、野球観戦したり。三人でどこかしらに出かけていた。
 
 ……ある意味、大学の研究室所属の森君より、私のほうが深山君と一緒にいたかもしれない。
 結果、深山君と私は「優希」「武尊」と下の名前で呼び合うようになっていた。
 
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