屋上少女と弱虫少年
「春琉?」
「え?」
そんな見知った声が聞こえた。
びっくりしすぎて少し固まっていたが振り返る。
やっぱり光が居た。
光は微笑みながら
「昨日ぶりだな」
「そうだね」
嬉しい反面、図書館で知り合いに会ったのはびっくりしていた。
そんな時光が僕の手元を見る。
「勉強中だったか??」
「あー、まぁそんな感じなんだけど」
僕は苦笑いをしながら
「昨日の余韻に浸ってたから全然進んでないといいますか、」
そこまで言うと光が笑いながら
「ちゃんとやれよ」
い、言われてしまった、、。
まあ、そうなんだけどさ、、、。
というか光はなんで図書館に来たんだろう、?やっぱり勉強とかかな、?そう思い光に質問する。
「こ、光はなんで図書館に??」
話を逸らしたくて言ったって言うのもあるけど、、、。
そう聞くと光は
「俺も勉強するために来た。」
やっぱり
そうなんだ。
じゃ、じゃあ、、、。
不意に光が笑い出す。
なんだろう??そう思っていたら
「春琉、一緒にやりたいって顔に出てるぞ」
「えぇ?!」
そんな僕って顔に出るものなのかな、?!
まぁ本当のことなんだけどさ、!
光は笑いながら僕に言う。
「俺は別に一緒にしてもいいけど、どうする?」
少しニヤニヤしながら言ってくる。
でも僕には断る理由なんてなかった。
というか一緒にやった方が楽しいし進むのでは?!そう思い
「やる!!やりたい!!」
食い気味に言った。
そのせいか光は爆笑しながら
「じゃあやるか」
そう言い、僕の隣に座った。
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