輝く未来の国王は 愛する妃と子ども達を命に代えても守り抜く【コルティア国物語Vol.2】
やがて夜も更け、クリスティーナは再びベッドに入る。
目を閉じて眠っているようにみせかけて、実はブランケットの下で密かに作戦を開始していた。
ケイティが椅子に座ったままウトウトと眠っているのを確認すると、クリスティーナは緩めにつけられた手枷から自分の手を思い切り引っこ抜く。
(いったーい!あーあ、あざができたわね)
それでもなんとか抜けたことにホッとする。
続いてドレスのスカートの中に手を入れると、左の太ももにベルトで留めていた短剣を抜いた。
そして手探りでドレスの裾を掴むと、短剣で少し切り口を作る。
そこから徐々に剣を横に滑らせていき、長いリボン状に切っていく。
クリスティーナはブランケットの下で、静かにひたすらその作業をくり返していた。
目を閉じて眠っているようにみせかけて、実はブランケットの下で密かに作戦を開始していた。
ケイティが椅子に座ったままウトウトと眠っているのを確認すると、クリスティーナは緩めにつけられた手枷から自分の手を思い切り引っこ抜く。
(いったーい!あーあ、あざができたわね)
それでもなんとか抜けたことにホッとする。
続いてドレスのスカートの中に手を入れると、左の太ももにベルトで留めていた短剣を抜いた。
そして手探りでドレスの裾を掴むと、短剣で少し切り口を作る。
そこから徐々に剣を横に滑らせていき、長いリボン状に切っていく。
クリスティーナはブランケットの下で、静かにひたすらその作業をくり返していた。