幼なじみと両思いになるまで
「‥静香ちゃん、湊斗の話はしてた?」
「話って何?」
「湊斗が私が一緒に住むこと嫌だな〜って言ってるとか?」
「湊斗くんがそんなこと言わないでしょ、心配なら毎日一緒に登校してるんだから自分で聞いてみなさい。むしろこのことは湊斗くんは知ってたはずよ。既に湊斗くんから聞いてると思ってたわ」

「そうなんだ‥」

なんだ、湊斗知ってたんだ
私には何も言ってくれなかったな。
当たり前だよね、私とは口も聞きたくないもんね。自分で言葉にして虚しくなった。


ピンポーン


「未唯ちょっと出てきて」
「‥うん、わかったよ」


玄関を開けた先には、意外な人物が立っていて目を大きくさせられた。



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