幼なじみと両思いになるまで
静香ちゃんに一緒にお風呂入ろうって言われて、2人で浴槽に浸かっていた。

「オヤジみたいな発言になっちゃうけど未唯ちゃんおっぱい大きい!!何カップ?」
「‥Fです。縮まないかなって思ってるくらいでブラで締め付けてます」
「締め付けちゃダメ!大きい方が得することしかないから」
「得する時いつだろうって感じです‥コンプレックスなので」
正直小さくて良かったなってずっと思ってる。

空閑家のお風呂は大きくて2人でも余裕がある造りになっている。湊斗は呆れていたけど、普段隼斗さんと静香ちゃんは一緒に入っているらしい。今日だけ未唯ちゃんとって言われたのだ。


「未唯ちゃんってさ実際好きな人とかいないの?湊斗以外に!私は2人が結ばれて欲しいって思ってるけど、実際は当事者同士の問題なわけだし」
「港斗以外はいなくて」
静香ちゃんは目を輝かせながら頷いていた。

「静香ちゃんだから言うんですけど湊斗が好きなんです」
「きゃーーーーー!!!!」
静香ちゃんの叫び声がお風呂中に響き渡って私までびっくりした。



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