幼なじみと両思いになるまで
中間テストの日が近づいているのは確かで、私は湊斗と違って勉強しないと赤点を取ってしまう頭脳レベル。逆に湊斗は毎回全教科満点に近い数字を取っており、学年1位だ。
赤点を取るわけには行かないので勉強を始めた。

勉強を開始してちょっと時間が立った後に
コンコンコン


部屋のノック音がして、静香ちゃんかなあと思って開けると、そこにはお風呂上がりの湊斗の姿があった。

「湊斗なんで」


「‥未唯が赤点取ったら来月からクレカ止めるって言われた」
静香ちゃんの権力すごい‥空閑家自体小遣い制ではなくクレカ渡してることもすごいけどね。

「ごめん、でも湊斗に教えて貰わなくても大丈夫だよ頑張るよ?莉子ちゃんにも聞くし」
莉子ちゃんも成績上位者なのだ。ちなみに陸くんもで致命傷なのは私くらい。

「いや、頑張れないのはもう何年も前から知ってるから。早く参考書広げて」


そういうと湊斗は机の前に座って、私がさっき解いていた問題を確認し出した。



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