幼なじみと両思いになるまで
「湊斗くんよろしくね」
西園寺さんの問いかけに湊斗は無視だった。
それでも可愛すぎる西園寺さんの周りには、男女問わず人が集まっていた。
「西園寺さんってなんで桃女から転校してきたのー?」
「湊斗くんと同じ高校行きたくて追ってきたの」
「ねえすごい!もうそれ告白じゃん。てか西園寺さんめちゃくちゃ良い匂いしない?なんの香水?」
「うふふ、ディオールだよ」
いつかの合コンから帰ってきた日、湊斗からも香水の香りがして静香ちゃんが臭いって言ってたことを思い出した。なんとなく嫌な予感がして、それはきっと的中で、あんなに可愛い女の子でお嬢様であろう西園寺さんに好かれてたら付き合っちゃうんだろうな。
私が湊斗を好きな間は、彼女作って欲しくないっていう自分勝手な願いは早速叶わなそうで、いつものようにそっと涙を拭いた。
湊斗のこと好きにならなきゃよかった。告白して振られたのに今でもこんなに好きで、湊斗より好きになれる人なんて一生見つからなさそう。
西園寺さんの問いかけに湊斗は無視だった。
それでも可愛すぎる西園寺さんの周りには、男女問わず人が集まっていた。
「西園寺さんってなんで桃女から転校してきたのー?」
「湊斗くんと同じ高校行きたくて追ってきたの」
「ねえすごい!もうそれ告白じゃん。てか西園寺さんめちゃくちゃ良い匂いしない?なんの香水?」
「うふふ、ディオールだよ」
いつかの合コンから帰ってきた日、湊斗からも香水の香りがして静香ちゃんが臭いって言ってたことを思い出した。なんとなく嫌な予感がして、それはきっと的中で、あんなに可愛い女の子でお嬢様であろう西園寺さんに好かれてたら付き合っちゃうんだろうな。
私が湊斗を好きな間は、彼女作って欲しくないっていう自分勝手な願いは早速叶わなそうで、いつものようにそっと涙を拭いた。
湊斗のこと好きにならなきゃよかった。告白して振られたのに今でもこんなに好きで、湊斗より好きになれる人なんて一生見つからなさそう。