イケメン外国人と親交を深めたつもりが、イケメン異星人と恋人契約交わしてました!
「ライ、それ……コレ、なのかな? 外皮って言ったじゃない?」
「はい」
「その……つまり、ホントのライの身体は、その外皮の下にいるっていうか、あるんだよね?
それってその……いいの?」
───仕組みは、よく解らないけど。
漠然と、ライの『本来の身体』的には、この行為って……気持ちイイのかな、なんて。
考えてしまったというか、なんというか。
私だけ良かったり……というのは、なんか、申し訳ないというか。
そもそもさ。
外見? 外形? は、地球人と一緒ってあり得ないと思うし。
さっき好奇心に負けて見たライのプライベートゾーンが、普通に普通の過去に見た記憶のと同じ……だった気がするんだよね。
いや、個人差はあるだろうけどね。色とか形とか大きさとかね。……何言ってるんだろうね?
「ああ……なるほど。
やっぱり、僕、秋良さんのそういうトコ、すごく好きだなぁ……」
ライはようやく納得がいったようにうなずくと、私の身体を後ろからぎゅうっと抱きしめた。
……息遣いがやらしいのは、もう、仕様なんだよね、その翻訳機とやらの。
未だ慣れない好い声に、内心で茶化すことしかできない私の肩に、ライがあごをのせる。
「その説明、あとでちゃんとしますので。
いまはもう……秋良さんのコト、食べても、いい、デスか?」
熱い吐息が私の耳をくすぐるように告げる。