イケメン外国人と親交を深めたつもりが、イケメン異星人と恋人契約交わしてました!
「……またカタコトに戻ってるし」
「秋良さんの、せい、デスよ?」

くすっと笑いをこぼした唇が、頬に触れて。
情欲をあおる指先が、私の身体に卑猥(ひわい)な軌跡を描く。

必然的にあがる私の息遣いに、ライの「可愛い」とささやく声音が重なって、身体の奥がうずくのが分かった。

あとで説明するというライの言葉を信じて、私は私の欲望のままライを受け入れて、しがみつく。

(むさぼ)るようなくちづけを交わしながら、繋がって、揺れる行為。

いやらしく耳を侵す水音も、私の内側をこする刺激も。
当たり前の恋人同士のソレなのに。

───私とライって、何が違うの?

頭の片隅で冷静な私が疑問に思う一方で、私は私のなかの本能に従い、身体を埋めつくす心地よい波に自分をゆだねていた。




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