素直になって甘えてほしい〜強がる彼女の事情〜
これは、ブランコが怖いの知らなくて最初思い切り押して未央が泣いちゃた時と説明してくれる。
「慣れるまではよく転んでて、俺が怒られてた(笑)」
「ごめんて」
「いいよ、全然(笑)」
後ろにお兄ちゃんがいるから背中が暖かい…
未央は少しもたれてみた。
「ん?何だよ、可愛いな」
お兄ちゃんは座り直して私を包んでくれた。
私が節約で暖房をつけないのを理解してくれて毛布で2人を包んだ。
もうちょっとだから課題するねとお兄ちゃんに言うとわかったとマウスから手を離して未央のウエストに手は回された。
未央の背中に透の頭が付けられたまま1時間ずっとそのままだった。
「できた〜」
「ん、おつかれ」
「寝てたじゃん(笑)」
「ん〜、起きてた、多分」
未央が暖かくてと言ってくれたがこっちも暖かかったよ、お兄ちゃん…
「暖房つけてもいいよ、お兄ちゃん」
「こっちの方が未央と引っつけるからいいよ」
未央は振り向いた。
「確かにあったかいね(笑)」
「あー、可愛い、未央の笑顔、ホント可愛い」
お兄ちゃんは抱きついてきた。