素直になって甘えてほしい〜強がる彼女の事情〜

私が遊ばれていたのかな…

大学に入って未央はテニスサークルに入った。

そこで晴海くんに出会ったのだが、サークルの集まりで話をするようになって付き合う事になったのは１ヶ月前…

モテるとはサークル内の女子の間では噂にはなっていたけど…

晴海くんは何人かでシェアハウスを借りているようで一人暮らしの私の家で遊ぶことが多かった。

夏休みに入ると自分の家はうるさくて課題が出来ないからと最近はよく来ていたのだった。

中高一貫校の女子高だった私は晴海くんの優しさだけしか知らなかった…

私が恥ずかしいからってまだ体を許してなかったから浮気されたのかな…

キスはしたけど待つよって言ってくれたのが少し前

合鍵なんて渡すんじゃなかった…


未央はバスルームに行きシャワーを思い切り浴び、涙と一緒にすべてを流した。

「変わる、変わる…っ…変わらなきゃ！」


シャワーから出ると寝室のシーツを剥がしてゴミ袋に入れた。

消臭スプレーもたくさん振りかけた。

マンションのゴミ捨て場に捨てに行き、晴海くんの勉強道具だけ玄関に置いた。


流石に人の問題集とノートパソコンは捨てるわけにはいかないし

未央は自分の大学の事を調べてあらゆる事をメモをしていく。