素直になって甘えてほしい〜強がる彼女の事情〜
普通のお客様と同じように晴海くんにも接する未央。
晴海くんにはじっと見られていたが一緒に来た先輩がよく話しかけてくるのであまり話すことはなかった。
本日はバレンタインなんでこのチョコレートは料金に含まれません、サービスです、どうぞ〜と2人にも渡した。
飲み放題の時間が終わると2人は帰って行った。
お昼に学食で1人で食べていると前に座る晴海くんがいた。
「座っていい?」
「どうぞ」
「痩せててびっくりした」
「そう?」
「いつからあそこでバイトしてるの?」
「晴海くんには関係ないじゃない」
「別れる時にバイトするって…」
「その時にはまだ決まってなかったよ」
「でもあの時未央は様子がおかしかったしバイトもするってサークルもやめた」
「それが何?別れたのは晴海くんが浮気したからじゃない」
「だけど…」