素直になって甘えてほしい〜強がる彼女の事情〜
「あの日から変わったのは確かよ、変わらなきゃいけなくなったの!ほっといて!もう彼氏じゃないんだから…あの日は一生忘れない!」
未央は食器を下げに立ち上がって食堂から出ていった。
「未央…」
次の日も学食に晴海くんは来た。
「未央の事が忘れられないんだよ」
「勝手な事を言わないで、弥生ちゃんと付き合えばいいじゃない」
「いや、別にあいつとは未央と別れてからも付き合ってないよ」
「そういうのが私には理解出来ない」
「他の子と遊んでも何か違うんだ、未央の事がまだ好きなんだと思う」
「はあ?何いってんの?好きなら浮気するなよって話じゃん」
「ごめん」
「私とヤレてないからじゃない?ヤッたら違うって私は捨てられてたかもだね、私の食事の邪魔をしないで!」
急いで食事を食べて未央は学食を出た。
仮眠を取りマンションを出ると晴海くんがいた。
「はぁ、いい加減にしてよね!」
未央は晴海くんを睨む…
「これからバイトだから」
「客としてなら行ってもいい?」