素直になって甘えてほしい〜強がる彼女の事情〜

お兄ちゃんに1つ言われている事がある。

晴海くんがどうして急にまた未央に会いに来る理由を聞いた方がいいと、それには人がいる大学で話すことと言われた。

「晴海くん、話したい事があるの、月曜日に学食で会ってもらえるかな?」

「いいよ」

嬉しそうに返事が返ってきた。



次の日、お兄ちゃんと家具を見に行った。

「ベッドはどうする?」

「私が決めていいの?」

「うん、いいよ」

未央はベッドコーナーで色々座りながらマットの硬さとかを見ているようだった。

「これ…」

「え?ダブルベッド?」

「うん」

「一緒に寝てくれるってこと?」

「何かね、お兄ちゃんと寝るとよく寝れるのよねー、体温かどうかわかんないけどさ」

「じゃあ、このタイプのクイーンサイズにしよう」

「贅沢じゃない?」

「夏は暑いよ、きっと」

「ん、じゃあ、いいよ、クイーンサイズで」


次にソファコーナーに行く

「お兄ちゃん、3人がけがいい?」

「うん、俺、よくソファで寝ちゃうから横になれるほうがいいかな」
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