Rainbow moon...
私が風夏先生のことを「ふうちゃん」って呼ぶ時は嫌なことをしたくない時とか甘えたい時。
つい昔の癖が出てしまう。
それを見兼ねた風夏先生、目線が合うところまでしゃがんでくれて、手を握ってくれて採血したところを優しくさする。
「ことちゃん、注射嫌だよね。昨日採血で痛いこと頑張ったもんね。でもね、お注射でお熱下げた方が楽になるし今日の検査もしやすくなるんだ。お薬ゆっくり入れるようにするし、最初のちっくんってなる所だけ頑張ろう?」
前教えてもらった。注射は針を刺した時よりお薬をビュッて入れる時の方が痛いんだって。でもお薬をゆっくり入れたら全然痛くないんだよって。それに、風夏先生が注射上手なこと知ってる。
「それとね、病院にお泊まりの時は私が言うことを聞いて欲しいな。病院、嫌なのも怖いのも分かってる。
高校生になったからそこは頑張って乗り越えて欲しいな⋯いつだって私、ことちゃんのお話聞くからさ。」
つい昔の癖が出てしまう。
それを見兼ねた風夏先生、目線が合うところまでしゃがんでくれて、手を握ってくれて採血したところを優しくさする。
「ことちゃん、注射嫌だよね。昨日採血で痛いこと頑張ったもんね。でもね、お注射でお熱下げた方が楽になるし今日の検査もしやすくなるんだ。お薬ゆっくり入れるようにするし、最初のちっくんってなる所だけ頑張ろう?」
前教えてもらった。注射は針を刺した時よりお薬をビュッて入れる時の方が痛いんだって。でもお薬をゆっくり入れたら全然痛くないんだよって。それに、風夏先生が注射上手なこと知ってる。
「それとね、病院にお泊まりの時は私が言うことを聞いて欲しいな。病院、嫌なのも怖いのも分かってる。
高校生になったからそこは頑張って乗り越えて欲しいな⋯いつだって私、ことちゃんのお話聞くからさ。」