Rainbow moon...
「何楽しむって。注射痛いんだよ?怖いんだよ?
楽しめるわけないじゃん。空冬には分かんないよ。」

イライラしてたのと空冬の言い方が嫌だったからちょっと強く言いすぎてしまった。

「分かんねぇけど、俺は琴実に笑ってて欲しいし、姉ちゃんだって琴実がどうやったら普通の生活に戻れるか家でも考えてる姿見てるから。だからお前がそんな弱気になってどうすんだよ?ってことが言いたいだけ。」

空冬の気持ちも風夏先生の気持ちも分かる。
でもどうしようもないんだもん。

「お前がそこまで言うならいいよ。もう知らねぇ。
勝手にしろ。でも姉ちゃんの努力は無駄にすんな。
じゃあな。」

心が優しい空冬。だからこそ私のことも思ってくれて風夏先生の事も考えられてる。こんないいやつなかなかいないのに私ダメだなぁ。
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