たまさか猫日和
海星は忙しい中、(忙しいからこそ?)すぐにやって来てくれた。

そして、さっさと片付けると、

「行ってこい」
と一言言い残し、ブツの入ったビニール袋を下げて、店に戻って行った。
その背中が眩しく見える。

ああ~。さすが海星!おれたちにできない事を平然とやってのけるッ そこにシビれる!あこがれるゥ!

海星がオリハルコン・メンタルをお持ちで、本当に良かった~。

と、浮かれながら出勤したのが。

これが、この後で起こることの序章に過ぎなかったとは、
お釈迦さまでも気づくめぇ。
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