たまさか猫日和
何かが私の上に覆いかぶさり、タンスは私に触れることなく崩れ落ちた。
上に不用品を乗せすぎてた…気にはなってたのに。
海星が私を抱き込み、タンスから守ってくれたらしい。
「大丈夫?」
猫が去った後の室内は、異様に静かだった。
やや経ってから、返事があった。
「大丈夫じゃない」
驚いて様子を見ようとした。
なのに、体が離れない。
「え?」
顔も上げられないほど、腕に抱き込まれている。
どーゆうこと?猫コワかった??
わー、あったかい。ホッカロン。
そして固い。堅焼き煎餅?それとも型焼き煎餅?どっち?
そろそろ思考力が限界に達した頃、また海星が口を開いた。
「なんでこんな目に合わせるんだよ…」
申し訳ない、と言いたい。
しかし、体はギュウギュウ締まる。肺が圧迫される。
酸素が薄くて、頭の奥にモヤが掛かってきた。
空気を求めて、顔を上にあげた。
「息が…」
しかし、最後まで言葉が繋げなかった。
海星の唇が、私の口を塞いだ。
何が何やら分からないまま、動かそうと身をよじるが全く動けない。
とうとう何も見えなくなって、上下が分からなくなった。
「っ…落ちた?」
の声が遠くに聞こえる。
「ごめん」
気がつくと、体は二階へ運ばれベッドの上で横になっていた。
しかし、ようやく目を開いた後、聞こえた言葉にもう一度失神しそうになった。
「ヤらせて」
上に不用品を乗せすぎてた…気にはなってたのに。
海星が私を抱き込み、タンスから守ってくれたらしい。
「大丈夫?」
猫が去った後の室内は、異様に静かだった。
やや経ってから、返事があった。
「大丈夫じゃない」
驚いて様子を見ようとした。
なのに、体が離れない。
「え?」
顔も上げられないほど、腕に抱き込まれている。
どーゆうこと?猫コワかった??
わー、あったかい。ホッカロン。
そして固い。堅焼き煎餅?それとも型焼き煎餅?どっち?
そろそろ思考力が限界に達した頃、また海星が口を開いた。
「なんでこんな目に合わせるんだよ…」
申し訳ない、と言いたい。
しかし、体はギュウギュウ締まる。肺が圧迫される。
酸素が薄くて、頭の奥にモヤが掛かってきた。
空気を求めて、顔を上にあげた。
「息が…」
しかし、最後まで言葉が繋げなかった。
海星の唇が、私の口を塞いだ。
何が何やら分からないまま、動かそうと身をよじるが全く動けない。
とうとう何も見えなくなって、上下が分からなくなった。
「っ…落ちた?」
の声が遠くに聞こえる。
「ごめん」
気がつくと、体は二階へ運ばれベッドの上で横になっていた。
しかし、ようやく目を開いた後、聞こえた言葉にもう一度失神しそうになった。
「ヤらせて」