たまさか猫日和
オオカミ男
何だかんだ言って、送ってもらったから良いとする。
いや、どこがいいんだ?自分も帰るついでじゃないか。
このエテ公、ジョージを見習えよ。
「うわぁ寒いっすねぇ」
「ここで良いよ」
「また年明けてすぐお会いしましょう」
「トランペットなしでは会いたくない。会わない」
「そんなこと言わないで。焼肉でも…」
あれ、叔父夫婦が出てきちゃった。
「これは誰なの?」
叔母が不審者を見る目で、片桐さんを睨みつけている。
「コンバンワ!江戸川運輸の片桐です!」
「ああ俺、このアンチャン知ってるよ…へぇ~そういう出逢いもあるのかぁ」
「智美、カレシが出来たなら紹介しなさいって!」
私は慌てて手を振った。
「カレシだなんて!そんな風に見えた!?」
「それでもサ、みんな心配してんだからサ」
眉をひそめる叔母の背後から迫る人影に、血の気が引いた。
「カイちゃんも心配して、様子見に来てくれたんだよ?」
「コンバンワ!江戸川運輸の片桐です!」
もう、みんな帰ってくれ…
私は目をつぶり、ガックリと頭を垂れた。
いや、どこがいいんだ?自分も帰るついでじゃないか。
このエテ公、ジョージを見習えよ。
「うわぁ寒いっすねぇ」
「ここで良いよ」
「また年明けてすぐお会いしましょう」
「トランペットなしでは会いたくない。会わない」
「そんなこと言わないで。焼肉でも…」
あれ、叔父夫婦が出てきちゃった。
「これは誰なの?」
叔母が不審者を見る目で、片桐さんを睨みつけている。
「コンバンワ!江戸川運輸の片桐です!」
「ああ俺、このアンチャン知ってるよ…へぇ~そういう出逢いもあるのかぁ」
「智美、カレシが出来たなら紹介しなさいって!」
私は慌てて手を振った。
「カレシだなんて!そんな風に見えた!?」
「それでもサ、みんな心配してんだからサ」
眉をひそめる叔母の背後から迫る人影に、血の気が引いた。
「カイちゃんも心配して、様子見に来てくれたんだよ?」
「コンバンワ!江戸川運輸の片桐です!」
もう、みんな帰ってくれ…
私は目をつぶり、ガックリと頭を垂れた。