年上男性にてのひらの上で転がされて困っています
「助手席乗る?……『結構です』。連絡先……『結構です』。一緒に銭湯……『結構です』って」
『恋愛経験ないっていうのは、こういう防御力の高い所が関係してそうだな』
そんなことを考えながら千葉は『はっきり言うのね』と微笑んだ。
「その人は大丈夫? 悪い人じゃない?」
「大丈夫大丈夫、悪い人じゃないよ」
そう言って千葉は笑う。
「私より少し年上で、何を考えてるのか分からないけど、悪い人ではないよ」
「その人から告白されたら千葉さんどうするの?」
唐突に聞かれたその質問に一瞬千葉は体が固まった。
しかし、考えていたことはある。
「えっと……なんていうか、『私寂しがりやで、甘えん坊で、わがままで』……みたいな、千葉の説明書? 的な? そんな説明をして、それでもいいって言ってくれるならOKするかな……多分」
「じゃあ大丈夫」
友人ははっきりと言い放った。
『恋愛経験ないっていうのは、こういう防御力の高い所が関係してそうだな』
そんなことを考えながら千葉は『はっきり言うのね』と微笑んだ。
「その人は大丈夫? 悪い人じゃない?」
「大丈夫大丈夫、悪い人じゃないよ」
そう言って千葉は笑う。
「私より少し年上で、何を考えてるのか分からないけど、悪い人ではないよ」
「その人から告白されたら千葉さんどうするの?」
唐突に聞かれたその質問に一瞬千葉は体が固まった。
しかし、考えていたことはある。
「えっと……なんていうか、『私寂しがりやで、甘えん坊で、わがままで』……みたいな、千葉の説明書? 的な? そんな説明をして、それでもいいって言ってくれるならOKするかな……多分」
「じゃあ大丈夫」
友人ははっきりと言い放った。