年上男性にてのひらの上で転がされて困っています
「そしたらほら、車気にしないで酒呑めるでしょ」

「あぁ、確かに。もうすぐあるんですか?」

「6月だったと思うんだよな~」

「なるほど、ちょっと情報探してみます」

「誘えばまた次の予定できるじゃん。これなら直球じゃなくてフォークボールでしょ」

「フォークボールね、そうね」

 そう言って2人で笑う。

「さ~、次は何か進展するかね~」

 楽しそうに笑いながら湿布を患部に貼り、『はい終わりです』と施術台の高さを調整した後で先生はカーテンの向こうへと移動していった。




 またこっちから誘うのか~。

 照永さんから何かないのかな。

 ん~、無さそうだな。

 この時期にお祭りか。何年も今の場所に住んでるけど知らなかったな。

 公園のお祭りってことは、町内会のお祭りだよね、ネット検索して出てくるかなぁ。

 でもま、先生を信じて照永さんに声かけてみようかな。
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