年上男性にてのひらの上で転がされて困っています
 滞りなく手続きは進み、思っていたよりも早く職場へ戻れることになった。

 『リストの作成、詳細をまとめるところまで手を付けられそうだな』

 上司と共に事務所へ戻り、すぐに作業を再開した。

 その後は仕事に集中し気付けば退勤時間。

 すぐに事務所から出て行った照永を横目に千葉も帰宅準備を始め、他の同僚と同様に事務所を後にした。

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 帰宅後しばらくしてから来客があった。

 近所のおばさんだ。

 頻繁ではないが、女性の一人暮らしということで気にしてくれているのかこうやって来てくれることがある。

「元気かい?」

「おかげさまで、体調はいいですよ」

 そんな何気ない会話をしていたがふと千葉は思い出した。

「そういえば、この辺の公園でお祭りがあるって聞いたんですけど知ってますか?」

「お祭り? あぁ、大成公園のお祭りかい? あれよね、14日か15日かその辺だった気がするけど違ったかしら」
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