年上男性にてのひらの上で転がされて困っています
第1章

私の現状

 2024年3月末の事だった。

 千葉の会社は少し特殊で就職を目指す人たちを支援する場所だ。

 なかなか就職にこぎつけないでいる千葉はいつの間にか会社の古株となっている。

 説明が面倒なので大抵の人に仕事を聞かれるとパートだと説明していた。



 そんな施設の経営不振により、会社のシステムを変更せざるを得ないと言われた。

 会社が無くなるわけではないが、雇用期間を5月で切らざるを得ないとのこと。

 要するに、職を失うと言う宣告だった。



 普通に行けば5月中に転職先を見つけなければ6月からは無職と言うことになる。

 しかしそこは特殊な職場。

 期限はあるものの、6月からも仕組みの変わった職場に出勤し、現在同等の給料の保障をしてくれることが分かった。

 残された期限の中で全面的なサポートを受けながら転職先を探すことになる。
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