年上男性にてのひらの上で転がされて困っています


 照永『おつかれさまです(笑顔アイコン) 歩いていきます、遠いけど(泣き顔アイコン)』

 千葉『おはようございますー! 全身筋肉痛バキバキです(泣き笑いアイコン)
    なんだか歩かせちゃってすみません(汗アイコン) 時間合わせて合流しましょ(両手アイコン)
    20時までみたいなんですが、遅くまで居られますか?』


 LINEの返信をしたのち出かける準備をして千葉は1泊2日の外泊に出掛ける。

 夜までには照永からの返信があると思っていたが、ピタリと止まってしまった。

 千葉も昨日までの疲れが抜けておらず、姪と楽しい時間を過ごしているうちにスマホのことが頭から離れていた。

 晩酌をしながら会話を楽しんでいたところでLINEの通知音が鳴ったが、照永ではなかった。

 次回劇団で決まった公演のキャストが確定したという連絡だった。

 自分の役を確認してまた会話に戻る。

 そのまま夜は更けて用意してもらった布団で横になるのだった。
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