年上男性にてのひらの上で転がされて困っています
「でも、今回の場合は処理は翌日で……」

「いやだから、日数的にもう倉庫から必要なものは届けられてるはずですよね? 本来であれば今日対応できる処理じゃないんですか?」

 同じことしか言わない若い上司に千葉の語気も荒くなる。

 そのやり取りを聞いていた上の上司が千葉に声を掛ける。

「千葉さん、何がどうトラブってるのか確認したいからちょっと来てもらえる?」

 上司3人に対して説明することになったが、この3人は千葉の仕事のシステムを理解していない。

 嚙み砕いて説明すると結果、3日に届いているはずのものが届いていないことが判明した。

 もし届いていればデータ上の処理が可能となった今日、すべての処理を完了させることが出来ていたのだ。

 結果、倉庫とのパイプ役である若い上司がその日の情報を届け忘れたのが原因だった。
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