年上男性にてのひらの上で転がされて困っています
6月11日
喫煙室で照永と鉢合わせた。
土曜日の祭りの話は一切して来ない。
だから千葉も土曜日の話はしないことにした。
「いつもの定期健診で少し前に病院に行ってきたんですけどね」
喫煙室で千葉はそう話を切り出した。
「いつも水曜日に次の予約を入れてもらってるんだけど、たまたまその日に先生が居ないとかで火曜日はどうかって聞かれたんですよ」
「うん」
照永はいつもの雑談、といった感じで何の気なしな返事をする。
「火曜日でもいいやと思って『はい』って返事して。んで、予約表をその場でもらえるんだけど、良く見たら誕生日だったんですよね」
「いつ!?」
照永は食い気味で千葉に一歩近寄り、普段出さない声量に千葉はちょっと驚く。
「6月18日の火曜日です」
驚いたことを気取られないよう冷静さを装って千葉は返事をした。
「ふ~ん」
と照永は相槌を打っていた。
喫煙室で照永と鉢合わせた。
土曜日の祭りの話は一切して来ない。
だから千葉も土曜日の話はしないことにした。
「いつもの定期健診で少し前に病院に行ってきたんですけどね」
喫煙室で千葉はそう話を切り出した。
「いつも水曜日に次の予約を入れてもらってるんだけど、たまたまその日に先生が居ないとかで火曜日はどうかって聞かれたんですよ」
「うん」
照永はいつもの雑談、といった感じで何の気なしな返事をする。
「火曜日でもいいやと思って『はい』って返事して。んで、予約表をその場でもらえるんだけど、良く見たら誕生日だったんですよね」
「いつ!?」
照永は食い気味で千葉に一歩近寄り、普段出さない声量に千葉はちょっと驚く。
「6月18日の火曜日です」
驚いたことを気取られないよう冷静さを装って千葉は返事をした。
「ふ~ん」
と照永は相槌を打っていた。