年上男性にてのひらの上で転がされて困っています
 6月14日

 仕事内容の引き継ぎ、詳細を教えること数時間。

 時間が過ぎるにつれ、そして日に日に疲れが溜まってきている。

 昨日もよく眠れなかった。

 食欲も若干減っている気がする。

 このままでは本当につぶれてしまうかもしれない。

 そんな忙しさで喫煙室で照永と遭遇しても会話するより体を休める方を優先してしまう千葉。

 二言三言会話をするも、挨拶に毛が生えたような会話だけ。

 そのまま定時までなんとか仕事をこなし帰宅してぐったりと横たわる。

「あー、でも整骨院には行きたいな……」

 十数分横になってから起き上がり、電話で確認したのち整骨院へと向かった。

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 手に持っているのは前回整骨院に行った際に借りた紫のパーカー。

 数日前近くを歩いている時に道路向かいで整骨院の先生が病院前のごみ拾いをしているところに遭遇した。

「お祭りどうだった!?」
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