年上男性にてのひらの上で転がされて困っています
 車の中で何時間も2人きりで。

 どこかの駐車場に止めて休憩中に急に抱き寄せられたりして。

 って、だめだめ、ストップ、妄想!

 ほら、昨日みたいに激しい所まで妄想が進んじゃうから!

 私ってこんなにいやらしい女だったのかしら。

 絶対に妄想にとどめて気取られないようにしないと。

 いやだからさ、妄想もやめとこうよ私。

 ていうか今何時?

 もう何十分も照永さんのこと考えてんじゃんよ。

 なんで? どゆこと?

 私、照永さんのことが好きなの? そう言うわけではないの? どっち?

 楽しくなっちゃってテンション上がってるだけだよね、そうだよね?

 勘違いして妄想膨らませて何でもなかった時、落ち込むのは私なんだから。

 あんまり考えて楽しまないこと。

 はぁ~。

 今頃仕事してるんだろうなぁ。

 当たり前だよね、就業時間なんだから。

 やー! もう、照永さんのことが気になってしょうがない状態になっちゃってるんじゃないですか私!
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