年上男性にてのひらの上で転がされて困っています
結果、暇を持て余してすることと言えば、布団に横になり眠ることだけ。
家事や炊事をこなしたところで何時間も時間を費やすことなどできない。
とはいえ、布団に潜りこんだところで体は十分休まっているためか眠ることなどできない。
せいぜいうとうとして気付けば30分程経過していた、とかその程度だ。
その都度『照永さん……、いや、考えないでおこう』と思い直してまた布団の中でゴロゴロする、を繰り返すだけ。
朝・昼・夜の食事をとり、夜になればバラエティー番組をテレビでかけ、何の気なしに眺める2日間。
暇だからと鍼治療に行くわけにもいかないし、それに行けば行くほど施術代がかかってくる。
暇をつぶすためにお金を使えるほど裕福ではない。
毎日仕事に行っているときは、休みが欲しいと思うこともあったが、いざこれだけ沢山の有給を消化しなければならないとなってみると、やることもなくなってくるものだった。