年上男性にてのひらの上で転がされて困っています
 コンビニから車を移動させ、自分の家を通り過ぎ、『確かこの辺……』という所でバス停を見つける。

 しかし照永の姿はない。




 あれ、通り過ぎた?

 それとももうちょっと先?

 もう少し先だった気もするけど先に進んで違ったら時間ロスしちゃうし……




 千葉はすぐに照永に連絡をすることに決めた。


 千葉『ありゃ? 通り過ぎたかもです(汗アイコン) 清水7丁目のバス停のところって、行き過ぎですかね??』

 照永『もう少し前進で次のバス停かな』


 照永からの返信を見てすぐに車を発進させた。

 しばらく進むとバス停らしきものと、人影らしきものが見えてくる。

 近くまで進んで照永だと確信しほっとする。

 乗りやすそうな場所を選んで車を止めるとすぐに照永が助手席のドアを開けた。

 手には風呂道具だろうか、大きめの袋を持っている。
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