今を生きる君とこれからも
三章・将来
「将来の夢は?」そう聞かれたら。私はいつもこういうありがちな質問に悩まされる。
テストや問題集の質問とは違う。いくら国語ができるとしてもこの質問には答えれられない。昔から問題を解くのは得意だった。周りから見るとそれが頭がいいという事らしい。
自分でもわからない事がなんで他の人に分かるの?って小さい頃はずっと疑問に思っていた。小学生低学年まではみんな私の事を頼りにしていたけど高学年になってからは、ふざけた雑談の話の中に入ろうとすると「瑠夏ちゃんて頭いいから私たちの言ってることなんて分からないよ。」と言われるようになった。その時の私はまだよくわかってなかったけど今考えてみると「瑠夏ちゃんは私たちとは違うから私たちの話に入ってこられてもどうせわかんないだろうし、めんどくさい。」と思われていたんだなと思い出すと胸が苦しくなる。
そんな時、そんな私といつも一緒に居てくれた友達がいた。
「千穂ちゃん!あのね!この前塾のテストで一位とったんだよ!」
「えー!やったじゃん!よかったね!瑠夏ちゃんずっと一位とりたいって言ってたもんね」
「うん!」
彼女だけだった。私の事を素直に受け止めてくれるのは。なのに。彼女はいなくなった。
「私、病気なんだって。だからもう、入院しないとだから、瑠夏ちゃんとはもう、遊べなくなるんだ。」
このことを聞いた時、私はもう、千穂ちゃんが居なくなったら、誰も私の周りに居てくれる人はいなくなるんだ。そんなの嫌だ。絶対に離さない。
全ては自分のため。私が自分のためにした行動で本当に大事な友達を苦しめた。
そして彼女は死んだ。
私のせい。全部。全部私のせい。
私が死ねばよかったんだ。千穂ちゃんみたいに明るくて、クラスでも人気物で、みんな千穂ちゃんの事が大好きだった。それに比べて私は、私が死んでもきっと誰も悲しまないだろうし。せめて泣いてくれるとしたら千穂ちゃんぐらい。だから、私は千穂ちゃんに謝ってからもう一度千穂ちゃんに会いに行く。そしてちゃんと謝る。だから私はあなたのために何をすればいい?すべてを捧げる。あなたに。私を支えてくれた分、少し重いかもしれないけど私はこれでも伝えきれないくらい千穂ちゃんに感謝している。
だから私は千穂ちゃんにあげたい。最大の捧げもの。私の命を。
「将来の夢は?」そう聞かれたら。私はいつもこういうありがちな質問に悩まされる。
テストや問題集の質問とは違う。いくら国語ができるとしてもこの質問には答えれられない。昔から問題を解くのは得意だった。周りから見るとそれが頭がいいという事らしい。
自分でもわからない事がなんで他の人に分かるの?って小さい頃はずっと疑問に思っていた。小学生低学年まではみんな私の事を頼りにしていたけど高学年になってからは、ふざけた雑談の話の中に入ろうとすると「瑠夏ちゃんて頭いいから私たちの言ってることなんて分からないよ。」と言われるようになった。その時の私はまだよくわかってなかったけど今考えてみると「瑠夏ちゃんは私たちとは違うから私たちの話に入ってこられてもどうせわかんないだろうし、めんどくさい。」と思われていたんだなと思い出すと胸が苦しくなる。
そんな時、そんな私といつも一緒に居てくれた友達がいた。
「千穂ちゃん!あのね!この前塾のテストで一位とったんだよ!」
「えー!やったじゃん!よかったね!瑠夏ちゃんずっと一位とりたいって言ってたもんね」
「うん!」
彼女だけだった。私の事を素直に受け止めてくれるのは。なのに。彼女はいなくなった。
「私、病気なんだって。だからもう、入院しないとだから、瑠夏ちゃんとはもう、遊べなくなるんだ。」
このことを聞いた時、私はもう、千穂ちゃんが居なくなったら、誰も私の周りに居てくれる人はいなくなるんだ。そんなの嫌だ。絶対に離さない。
全ては自分のため。私が自分のためにした行動で本当に大事な友達を苦しめた。
そして彼女は死んだ。
私のせい。全部。全部私のせい。
私が死ねばよかったんだ。千穂ちゃんみたいに明るくて、クラスでも人気物で、みんな千穂ちゃんの事が大好きだった。それに比べて私は、私が死んでもきっと誰も悲しまないだろうし。せめて泣いてくれるとしたら千穂ちゃんぐらい。だから、私は千穂ちゃんに謝ってからもう一度千穂ちゃんに会いに行く。そしてちゃんと謝る。だから私はあなたのために何をすればいい?すべてを捧げる。あなたに。私を支えてくれた分、少し重いかもしれないけど私はこれでも伝えきれないくらい千穂ちゃんに感謝している。
だから私は千穂ちゃんにあげたい。最大の捧げもの。私の命を。