王国を追放された伯爵令嬢は隣国で幸せに暮らします!!

嬉しい報告

ルーベンス帝国皇帝と皇妃が帰国した。どうやらリーベント王国での一連の出来事をレオナルドから手紙で報告を受けたらしい。そして、俺ウィリアムとマリアンヌは謁見の間に来ている。

「久しぶりだな、ウィリアムよ」

「はい、お久しぶりです」

「そして、貴殿は…」

「はい。マリアンヌでございます」

「うむ。連絡は受けている。ゆっくりしていくといい」

「ありがとうございます」

「陛下、並びに皇妃様。ご報告があります。私はマリアンヌ嬢にプロポーズし受け入れてもらいました」

「は!?」　「え!?」
二人の声が被る。

「えっと…マリアンヌ嬢本当なのか？」

「はい。事実にございます」

「まあっ、おめでとう!!」

「……驚きはしたがウィリアムの決めたことだ。何も言うまい」

「「ありがとうございます」」

そして俺たちは部屋に戻っていった。