借金のカタに売られたら、溺愛メイドになりました〜双子に翻弄されています〜
その言葉に、私は大喜びdrキッチンへと向かう。
「……颯斗、わかっててやったな?」
「何のこと? 二人がいい雰囲気なことぐらいしかわからなかったけど?」
「全部わかってんじゃねぇか!」
「俺、決めたんだ。和泉ちゃんを諦めたくない」
「いいのかよ、長男坊」
「父さんは必ず説得する。お前も協力してくれるよな?」
「ぜってーしねぇ!」
二人がこんな会話を繰り広げていることなんて、ちっとも知らないまま。
──完──