水の降る日


空から涙が降る

香りと共に

私の元へ落ちてくる

ネオンがぼやける
目の前がぼやける

月光の見えない夜

涙に打たれたい

全身濡れて
私の涙もいっしょに流して

汚い私の涙も共に

どこか遠くへ流れていって

そして私の知らないところで綺麗になって


涙に打たれたい夜があった

何も気にせず
私の心も流せたら

どんなに楽になれるのかな


たくさんの涙を全身で受け止めた時
私は私を感じたんだ

だから
何も聞かないで
帰りを待っていて

いつか鮮明になる日が来るから
< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

ひとりごと
散砂/著

総文字数/8,126

実用・エッセイ(その他)23ページ

問題児は座敷わらし
散砂/著

総文字数/6,490

青春・友情25ページ

願う
散砂/著

総文字数/0

詩・短歌・俳句・川柳0ページ

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop