私にだけ、溺愛してきた

2話

○学校(教室の中)

静花 (疲れたな…何もしてないのに。今日も学校かぁ…。)

隴  「おはよう、静花。」

静花 「おはようございます、隴さん。悠人くんも、おはよう。」

悠人 「おはよ〜静花!」

 2人と話していると、他のクラスメイトたちもよってきた。

女子1「おはよう静花さん!」

 1人の女子が扇動してみんなのおはようコールが始まる。

静花 (…去年と打って変わって騒がしいな。嫌じゃないんだけど、なんていうか落ち着かないなぁ。)

 実は、静花は話しかけにくいオーラを放っているのである。

静花 「みんなおはよう!」

 ニコニコ笑顔で返す静花。

悠人 「今日も可愛いですね、会長。」

静花 (べつに私は可愛くないし…。)
   「変なこと言うと生徒会選挙落とすよ〜…。」

『キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン』

担任 「よし、鐘がなったな。朝のHRを始める。」
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