女好きの最低男がなぜか私だけ溺愛してくる
☆☆☆

「私服もスッキリしていていいね」
ニコニコと微笑む小泉大樹を前にして舞は硬直してしまった。

なんで?
どうしてここにこの人がいるの!?

「ど、どうしてここにあんたが……!」
まさかストーカー!?

と、ガタガタと指先を震わせて指差すと、小泉大樹は笑顔で「うん。約束場所に約束の時間に到着しただけだよ?」と、首をかしげた。

「約束場所ぉ!?」
私はスーパーに来たはずだったのにすぐ近くには約束場所の時計塔が見える。

いつの間にここに!?
「今日はどこか行きたい場所とかある?」
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