月とスッポン 牛に引かれて
海を引っ張り可愛らしいキャラクターのカフェへ入っていく。
急ぎつつ、キャラクターの入ったワッフルをそれぞれ注文する。
中に入れば、可愛らしいキャラクターと共に、出土品が展示されていて、ウキウキと展示品の側に座る。
「これが見たかったの?」
急に引っ張るからびっくりしちゃったと呆れ顔の海が言う。
「実はここ北条時房の屋敷跡地。そして、道の反対側は北条義時邸跡地」
じゃぁん。と手を広げれながら紹介する。
「北条時房。たしか北条義時・政子の弟ですね」
広げた私の手を握り、そのまま隣の席へと座りだす。
目を引く大人の男が可愛らしいキャラクターカフェにいる違和感は半端ない。
可愛らしいキャラクターワッフルを持った店員さんが固まっている。
そりゃそうだろう。私が店員でも固まる、この違和感。
「ありがとうございます」
と微笑みながら、店員が運んできた可愛らしいキャラクターのワッフルを受け取った大河との違和感。
一周回って、逆に笑える。
笑いを堪えながら海を見れば、海も同じ様に笑いを堪えている。
同じ顔で目が合えば、笑いが抑えられなくなって吹き出す。
「あーちゃん、笑わせないでよ」
「私のせいじゃないでしょ」
写真撮ろう
違和感が半端ない2人の、可愛らしいキャラクターのワッフルと可愛らしい海の、仲の良さを全面に出した写真を撮っていく。
不快そうな慶太郎とすでに興味を失い展示している出土品に目を向けている大河は放っておこう。
「いただきます」
急ぎつつ、キャラクターの入ったワッフルをそれぞれ注文する。
中に入れば、可愛らしいキャラクターと共に、出土品が展示されていて、ウキウキと展示品の側に座る。
「これが見たかったの?」
急に引っ張るからびっくりしちゃったと呆れ顔の海が言う。
「実はここ北条時房の屋敷跡地。そして、道の反対側は北条義時邸跡地」
じゃぁん。と手を広げれながら紹介する。
「北条時房。たしか北条義時・政子の弟ですね」
広げた私の手を握り、そのまま隣の席へと座りだす。
目を引く大人の男が可愛らしいキャラクターカフェにいる違和感は半端ない。
可愛らしいキャラクターワッフルを持った店員さんが固まっている。
そりゃそうだろう。私が店員でも固まる、この違和感。
「ありがとうございます」
と微笑みながら、店員が運んできた可愛らしいキャラクターのワッフルを受け取った大河との違和感。
一周回って、逆に笑える。
笑いを堪えながら海を見れば、海も同じ様に笑いを堪えている。
同じ顔で目が合えば、笑いが抑えられなくなって吹き出す。
「あーちゃん、笑わせないでよ」
「私のせいじゃないでしょ」
写真撮ろう
違和感が半端ない2人の、可愛らしいキャラクターのワッフルと可愛らしい海の、仲の良さを全面に出した写真を撮っていく。
不快そうな慶太郎とすでに興味を失い展示している出土品に目を向けている大河は放っておこう。
「いただきます」