幼馴染から助けてくれた常連さんに囲い込まれました。
オーナーは何故かドヤ顔で、そんなオーナーにカイは呆れ混じりの眼差しを向けている。美夜はというと混乱の境地にいた。
(突然何を言い出すのオーナー!)
「…柏木お前何言ってんだ」
美夜が思ったことをカイも口にしていた。彼の低い声が一段と低くなり、呆れを通り越して少し怒ってるようにも見える。
「冗談でもそういうことを言うな、彼女に失礼だ」
(…?)
失礼?美夜はカイが何に対して怒ってるのか分からず首を傾げる。オーナーも同じことを思ったようで「失礼って?」と返していた。カイはオーナーとは対照的な真面目な顔でこう語る。
「俺は27、桜井さんは20歳」
(私の歳、覚えてるんだ)
5月が誕生日だとカイに教えてなかったのに、おめでとうと祝われてとても喜んだ。
「7歳も上の男はオッサンだ、オッサンを冗談でもどうか?と勧められるのは嫌だろう?」
と、美夜の方を向いて返事を促す。
(オッサン…)
「いやいや、カイがオッサン扱いされたらの世のオッサンの立場がないよ」
(本当にそう)
美夜は心の中でオーナーに同意する。カイのこともオーナーのこともそういう風に見たことはなかった。そもそもカイが自分のことをそう思っていたことも初めて知った。
(突然何を言い出すのオーナー!)
「…柏木お前何言ってんだ」
美夜が思ったことをカイも口にしていた。彼の低い声が一段と低くなり、呆れを通り越して少し怒ってるようにも見える。
「冗談でもそういうことを言うな、彼女に失礼だ」
(…?)
失礼?美夜はカイが何に対して怒ってるのか分からず首を傾げる。オーナーも同じことを思ったようで「失礼って?」と返していた。カイはオーナーとは対照的な真面目な顔でこう語る。
「俺は27、桜井さんは20歳」
(私の歳、覚えてるんだ)
5月が誕生日だとカイに教えてなかったのに、おめでとうと祝われてとても喜んだ。
「7歳も上の男はオッサンだ、オッサンを冗談でもどうか?と勧められるのは嫌だろう?」
と、美夜の方を向いて返事を促す。
(オッサン…)
「いやいや、カイがオッサン扱いされたらの世のオッサンの立場がないよ」
(本当にそう)
美夜は心の中でオーナーに同意する。カイのこともオーナーのこともそういう風に見たことはなかった。そもそもカイが自分のことをそう思っていたことも初めて知った。