仮婚クローバー〜副社長は初恋の秘書にご執心〜
私は運ばれてきた焼き鳥盛り合わせのモモに噛り付きながら目を丸くした。
「他にも知りたいことが沢山ある。学生の時は何の部活をしていたとか、趣味や好きなテレビ番組、なんでもだ」
「えっと、そんな修哉に話すほど大したことは……」
「いいから聞かせて」
修哉はだし巻き卵を口に頬りこむと追加でビールを注文する。
「……好きな食べ物は……チョコレート」
「なるほど、今度ゴディパのチョコを全種類十個ずつ取り寄せておく」
「えっ!! やめてよ、困るよ……」
「なぜ困るんだ? 婚約者の好きなものをプレゼントして何が悪いんだ?」
修哉はビールと共に運ばれてきた豆腐サラダを取り分けると私の目の前にコトンと置く。
「えっと、ありがとう」
「恋はそうやって俺の気持ちをただ受け取ってくれたらそれでいいから」
私は豆腐サラダを食べながら隣の修哉をそっと見つめる。すぐに修哉の熱い視線と視線がかちあってお酒の力も相まり私の心臓は跳ね上がる。
「他にも知りたいことが沢山ある。学生の時は何の部活をしていたとか、趣味や好きなテレビ番組、なんでもだ」
「えっと、そんな修哉に話すほど大したことは……」
「いいから聞かせて」
修哉はだし巻き卵を口に頬りこむと追加でビールを注文する。
「……好きな食べ物は……チョコレート」
「なるほど、今度ゴディパのチョコを全種類十個ずつ取り寄せておく」
「えっ!! やめてよ、困るよ……」
「なぜ困るんだ? 婚約者の好きなものをプレゼントして何が悪いんだ?」
修哉はビールと共に運ばれてきた豆腐サラダを取り分けると私の目の前にコトンと置く。
「えっと、ありがとう」
「恋はそうやって俺の気持ちをただ受け取ってくれたらそれでいいから」
私は豆腐サラダを食べながら隣の修哉をそっと見つめる。すぐに修哉の熱い視線と視線がかちあってお酒の力も相まり私の心臓は跳ね上がる。