無愛想な末っ子御曹司の溢れる愛
ぐったりとしている春音を、湊人はそっと抱き寄せ額を合わせると、鼻を擦り合わせてから、ぷっくりとした可愛い唇にキスをした。

湊人の一挙一動に愛情を感じる。春音はとても満たされていた。

「みっくん」

「ん?」

「みっくんは気持ちよかった?」

恥ずかしそうに頬を赤く染める春音が愛しい。

「最高に気持ちよかった」

「よかった」

ほっと息をつく春音を湊人はギュッと抱きしめた。

「俺、まだ足りない」

「え?」

「もっと春音が欲しい。春音は?」

「欲しい。私もみっくんが欲しい」

「春音……」

それから二人は、何度も何度も身体を重ねた。

たくさんの愛を注がれた春音はいつのまにか湊人の腕の中で眠ってしまっていた。
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