無愛想な末っ子御曹司の溢れる愛
目を覚ますと、湊人がキッチンに立ちコーヒーを淹れていた。
「おはよう、よく眠れた?」
「うん、凄くいっぱい寝ちゃった」
もう太陽が沈みかけている。
「コーヒー飲むか?ブラックだけど」
「うん、飲む。みっくん、私やるよ」
ベッドから起きあがろうとするも、身体が言うことを聞いてくれない。
悪戦苦闘している春音の身体に湊人は手を添えた。
「無理させたからな。今日は何もせず、ゆっくり休め。夕飯は俺が作るから。とりあえずコーヒーだな、ちょっと待ってろよ」
コーヒーの入ったカップを持って戻ってくると、湊人は春音の手にそっと握らせた。
「大丈夫か? 手に力入るか?」
「うん、大丈夫」
カップをそっと口に運ぶ。
「美味しい」
「そうか? よかった」
「春音、何か食べたいものはあるか? 遠慮せず言ってくれ」
「何でもいいの?」
「いいよ、何でも」
「ケーキ食べたい」
「どんなケーキだ? 生クリームのやつか? チョコレートか? チーズケーキか? チーズケーキにも色々あるよな」
「うふふっ」
春音が笑いを溢す。
「なんで笑うんだよ」
「だって、みっくん、もの凄い過保護なんだもん」
「過保護上等!」
「なにそれ」
春音はプッと吹き出した。
「甘えて欲しい。俺は思いっきり春音を甘やかしたいんだ」
「だったら、何でもお願い聞いてくれる?」
「あぁ、出来ることなら何でも聞いてやる」
「じゃあ、ケーキじゃなくて、冷凍庫にバニラアイスが入ってるから、食べさせて欲しいな」
「バニラアイスなんかあったか?」
「一昨日食べたくなって買ってきたの。後で食べようと思ってたら忘れちゃってた」
「ちょっと待ってろよ」
バニラアイスを持って戻ってきた湊人は、早速春音に食べさせた。
「んーーーーっ! 美味しい! みっくんも食べて?」
「ん! 美味いな、これ」
「でしょっ!」
満足げに笑う春音。この笑顔を自分だけのものにしたい!その感情が湊人の背中を押した。
「おはよう、よく眠れた?」
「うん、凄くいっぱい寝ちゃった」
もう太陽が沈みかけている。
「コーヒー飲むか?ブラックだけど」
「うん、飲む。みっくん、私やるよ」
ベッドから起きあがろうとするも、身体が言うことを聞いてくれない。
悪戦苦闘している春音の身体に湊人は手を添えた。
「無理させたからな。今日は何もせず、ゆっくり休め。夕飯は俺が作るから。とりあえずコーヒーだな、ちょっと待ってろよ」
コーヒーの入ったカップを持って戻ってくると、湊人は春音の手にそっと握らせた。
「大丈夫か? 手に力入るか?」
「うん、大丈夫」
カップをそっと口に運ぶ。
「美味しい」
「そうか? よかった」
「春音、何か食べたいものはあるか? 遠慮せず言ってくれ」
「何でもいいの?」
「いいよ、何でも」
「ケーキ食べたい」
「どんなケーキだ? 生クリームのやつか? チョコレートか? チーズケーキか? チーズケーキにも色々あるよな」
「うふふっ」
春音が笑いを溢す。
「なんで笑うんだよ」
「だって、みっくん、もの凄い過保護なんだもん」
「過保護上等!」
「なにそれ」
春音はプッと吹き出した。
「甘えて欲しい。俺は思いっきり春音を甘やかしたいんだ」
「だったら、何でもお願い聞いてくれる?」
「あぁ、出来ることなら何でも聞いてやる」
「じゃあ、ケーキじゃなくて、冷凍庫にバニラアイスが入ってるから、食べさせて欲しいな」
「バニラアイスなんかあったか?」
「一昨日食べたくなって買ってきたの。後で食べようと思ってたら忘れちゃってた」
「ちょっと待ってろよ」
バニラアイスを持って戻ってきた湊人は、早速春音に食べさせた。
「んーーーーっ! 美味しい! みっくんも食べて?」
「ん! 美味いな、これ」
「でしょっ!」
満足げに笑う春音。この笑顔を自分だけのものにしたい!その感情が湊人の背中を押した。