年下の彼はキャラメルナッツ〜NTR女子は癒しのイケメン男子との縁を再び手繰り寄せる
「とりあえず、手洗って唐揚げ食べる?」
と彗に言われ
「せっかくだし、いただこうかな」
テーブルには、唐揚げだけかと思いきや、サラダや、ちょっとしたオードブル的なものもあって、沙夜たちのために用意してくれていた事がわかる
山盛りの唐揚げは、食べると鶏肉がふっくらジューシーで美味しかった
「お母様、お料理上手」
彗はピザの予約をしていてくれて、ちょうどデリバリーが来たのでそれも食べた
更にはお酒ではなく、
ノンアルコールのシャンメリー
「おいしかった、お腹いっぱい」
沙夜が言うと
「そうか?沙夜はやっぱケーキ欲しかった?」
「ケーキも好きだけど、どちらかと言うとおせんべいが好き」
「ババクサ亅
と言って笑われた
「あら、彗がお子ちゃまだから、ワインじゃなくシャンメリーなんでしょ」
と沙夜がやり返す
「お母様、若くて美人だよね」
「そおか?単なる若作りだろ、それに…」
と言うと少し照れたように
「俺にとっての美人は、沙夜だけ」
そう言うと沙夜を熱っぽく見つめ
彼女の頬から首元に向かって手を滑らせた
「(意識しないようにしてたけど、この広いお家に2人っきりなんだわ)」
「彗…あの…」
「何?」
沙夜が次の言葉に迷っていると
「俺の部屋に来なよ」
と言ってダイニングチェアを後ろに引くと
沙夜の手をとって、2階に上がった